秋の空気が冷たくなり始めると、自然と手が伸びるのは、栗を使ったスイーツ。
秋の味覚といえば、やっぱり栗。この季節にぴったりなクッキーシューを作ってみた。
Contents
秋と言えば「栗」!!
コーヒーショップで働いていた頃、季節を感じるのはいつも期間限定のドリンクだった。
外の景色の移り変わりに気づかなくても、メニューに並ぶ新しいフレーバーが「秋が来たよ」と教えてくれた。
中でも、マロン風味のドリンクは特別だった。
ほろ苦いコーヒーと栗の甘さが溶け合って、飲むたびにほっとする。お客様からも人気で、マロンの発売初日は毎年のように忙しくなったことを覚えている。
この季節になると、いつも思い出す。
懐かしさを感じながら、今年はマロンを使ったスイーツを作ってみようと思った。
シュークリームに「栗」の風味を加えてみる
クッキー生地にマロンパウダーとココアパウダーを練り込み、香ばしい栗の風味を加えた。シュー生地にもほのかに栗の香りを忍ばせ、まるであの頃のマロンラテを彷彿とさせる。
カスタードクリームには「SABATONのマロンペースト」をたっぷり使った。
栗の濃厚な甘さが、ひと口ごとに秋の深まりを感じさせる。
【レシピ】マロンのクッキーシュークリーム
材料(約8個分)
クッキー生地
- 無塩バター:40g
- 砂糖:40g
- マロンパウダー:10g
- ココアパウダー:10g
- 薄力粉:40g
シュー生地
- 無塩バター:50g
- 水:100ml
- 牛乳:50ml
- 塩:ひとつまみ
- 薄力粉:60g
- 卵:2〜3個(大きさに応じて調整)
- マロンパウダー:10g
カスタードクリーム
- 卵黄:2個
- グラニュー糖:50g
- 薄力粉:15g
- 牛乳:250ml
- バニラエッセンス:少々
- サバトンのマロンペースト:100g
マロンシロップ(お好みで)
- ラム酒:30ml
- 水:30ml
- グラニュー糖:20g
作り方
1. クッキー生地を作る
- 常温に戻した無塩バターと砂糖をボウルに入れ、クリーム状になるまで混ぜる。
- マロンパウダー、ココアパウダー、薄力粉を加え、さっくりと混ぜる。
- 生地をラップで包み、冷蔵庫で1時間以上冷やす。
- 生地を3mmの厚さに伸ばし、直径4cmの丸型で抜いて、冷蔵庫で再び冷やしておく。
2. シュー生地を作る
- 鍋に無塩バター、水、牛乳、塩を入れ、バターが完全に溶けるまで中火で温める。
- 薄力粉とマロンパウダーをふるって一気に加え、木べらでしっかりと混ぜ、生地がまとまるまで加熱する(30秒程度)。
- 火から下ろし、粗熱を取ったら卵を少しずつ加え、よく混ぜる。生地が木べらからゆっくり落ちるくらいの固さが目安。
- 天板にクッキングシートを敷き、生地を直径4cmほどに絞り出す。冷やしておいたクッキー生地を上に乗せる。
- 予熱した180℃のオーブンで35〜40分、クッキーがサクサクになるまで焼く。焼きあがったら冷ましておく。
3. カスタードクリームを作る
- 鍋に牛乳を入れ、温めておく。
- 別のボウルで卵黄とグラニュー糖を白っぽくなるまでよく混ぜ、薄力粉を加えてさらに混ぜる。
- 温めた牛乳を少しずつ加えながら、全体をよく混ぜる。
- 混ぜたものを鍋に戻し、弱火で絶えずかき混ぜながらとろみがつくまで加熱する。
- 火から下ろし、マロンペーストを加えてしっかり混ぜ合わせる。粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やしておく。
4. シューにカスタードを詰める
- 冷ましたシュー生地に、底や横から穴を開け、絞り袋を使ってマロンカスタードクリームをたっぷり詰める。
- お好みで、マロンシロップをシュー生地に塗ると、さらに風味が増す。
ポイント
- マロンパウダーをクッキー生地とシュー生地の両方に加えることで、全体に栗の風味が広がるリッチな仕上がりに。
- サバトンのマロンペーストを使うことで、カスタードクリームに濃厚な栗の甘さがしっかりとプラスされる。
- ラム酒のシロップを塗ることで、より深い風味が楽しめるが、好みで省略してもOK。
秋の味覚を存分に感じるマロンのクッキーシュー。ほろ苦いココアと香ばしい栗の香りが口いっぱいに広がる贅沢な一品です。
当時、私はお客様に季節のマロン風味のドリンクを作っていた。でも今は、自分で作ったスイーツで秋を味わっている。
それって、なんだか贅沢だなと思う。
マロンの季節が来るたびに、これからもこのクッキーシューを作ろう。
あの頃の思い出とともに、自分なりの秋を楽しみたい。
『お菓子が紡ぐ物語』 Hachiko
◎当ブログについて お菓子が紡ぐ物語 (yuccco.com)
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