夏の終わりに楽しむ、ひとくちレモンケーキ

レモンケーキ

冷蔵庫にあるもので。

夏の終わり。少しずつ日が短くなり、涼しい風が窓から入り込むこの頃。長い暑さが和らいでくると、自然と台所に立つ時間が心地よく感じられる。

久しぶりに何かお菓子を焼いてみよう、そんな気持ちになった。

冷蔵庫を開けると、そこには少しだけ残ったクリームチーズ。これを使って何か作ろう!

思案していると、先日買ったばかりのレモンケーキ型が目に浮かんだ。レモンの爽やかな酸味に、クリームチーズのまろやかさをプラスすれば、きっと絶妙なハーモニーが生まれるはず。

そんなひらめきに導かれるように、レモンケーキを焼くことに決めた。

ひとくちレモンケーキ(クリームチーズ入り)

材料:レモンケーキ型(小)15個分

パウンド生地

  • 薄力粉 90g
  • ベーキングパウダー 小さじ1/3
  • 卵  2個(110g)
  • グラニュー糖 70g
  • 発酵バター 90g
  • レモンのしぼり汁  小さじ1
  • レモンの皮のすりおろし  少々

レモンチョコアイシング

  • ホワイトチョコレート 100g
  • レモンパウダー 大さじ1
  • ピスタチオダイス 少々

下準備

・粉類をふるっておく
・卵を常温に戻す
・オーブンを180℃に予熱しておく

作り方

レモンケーキ

  1. ボウルに全卵とグラニュー糖を入れ、湯せんにかけ人肌になるまでハンドミキサーで泡立てる。
  2. 人肌になったら湯せんからはずし、さらにミキサーの高速で泡立てる。白くもったりとして、生地がリボン状に落ちるくらいまでしっかりと泡立てる。
  3. ミキサーを低速で1分混ぜ、生地のキメを細かくする。
  4. 薄力粉を再度ふるいながら入れ、ゴムベラでさっくり混ぜる。
  5. 人肌に温めた溶かしバターを加え、ツヤが出るまで混ぜる。
  6. 生地をレモンケーキ型にスプーンで流し入れる。
  7. 1センチ角にカットしたクリームチーズを生地の真ん中に埋め込む。
  8. 180℃のオーブンで、15分焼き、焼き色がついてきたらオーブンを170℃まで下げさらに15分焼く。

レモンチョコレート

  1. レモンパウダーとホワイトチョコレートをボウルにいれ、湯煎で溶かす。
  2. レモンケーキの上に溶かしたチョコレートをかける。
  3. 完全に乾く前に、中央にピスタチオを飾る
レモンケーキ

さっぱりとしたレモンの風味は、夏の疲れた体にも優しい。生地の中にはたっぷりのクリームチーズを詰め、焼き上がりにはホワイトチョコにレモンパウダーを混ぜた「レモンチョコ」でコーティング。仕上げに冷蔵庫でひんやり冷やすと、酸味が一層引き立ち、夏の名残を感じるこの時期にもぴったりの一品が完成した。

ころんとかわいらしい見た目に、心が軽やかになる。口に運ぶと、爽やかな酸味が広がり、優しい甘さが後を引く。8月の終わりにふさわしい、このレモンケーキは、おやつの時間をほんの少し特別なものにしてくれる。季節の移ろいを感じながら、ひとくち、またひとくちと楽しみたくなる、そんなお菓子だ。

 

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