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シュークリームを手作りすると言うこと
シュークリームにも色々種類があるけれど、中でも私はクッキーシューが一番好きだ。
焼きたてのカリカリ食感と、香ばしい生地の香りは、その日のうちにしか味わえない特別なものだからだ。
ただ、自分で作るとなると、かなり手間がかかる。まずはシュー生地を作り、その上にクッキー生地を重ねて焼く。そして、カスタードクリームも手作りとなると、時間も労力も必要だ。
だからこそ、自分のためだけに作ることはほとんどない(笑)。むしろ、誰かに食べてもらいたい時にこそ、このクッキーシューを作りたくなる。
大切な誰かの笑顔を思い浮かべながら、生地を作り、クリームを練る時間は、手間がかかるからこそ丁寧に向き合える。
クッキーシュークリーム
材料(10個分)
クッキー生地
- 無塩バター…40g
- きび砂糖…30g
- 薄力粉…40g
シュー生地
- 無塩バター…30g
- 水…50g
- 塩…ひとつまみ
- 薄力粉…40g
- 全卵…約2個
カスタードクリーム
- 牛乳…360g
- バニラペースト…大さじ1
- 卵黄…2個
- グラニュー糖…90g
- 薄力粉…20g
ディプロマットクリーム
- 生クリーム…200g
- グラニュー糖…10g
- カスタードクリーム…全量
下準備:
- クッキー生地を最初に作り、冷やしておく。
- シュー生地を作るときにオーブンを190℃に予熱する。
作り方
クッキー生地
- ふるった薄力粉とグラニュー糖を合わせ、冷たいバターを加えてカードで切り混ぜる。
- 生地をまとめ、ラップに挟んでめん棒で5mm厚程度に伸ばす。冷凍庫で20分程度休ませ、冷やし固める。
- 4.8cmの丸抜き型で抜き、冷蔵庫で冷やしておく。
シュー生地
- 小さく切ったバター、水、塩を鍋に入れ、バターが完全に溶けるまで加熱し、沸騰させる。
- ふるった薄力粉を加え30秒程度で芯までしっかり火を入れる。
- 室温に戻した卵を少しずつ加え、都度しっかり混ぜる。
- 生地の固さの目安は、指で触った際に生地が軽くお辞儀する程度。
- 生地を直径4.5cm程度に絞り、クッキー生地を乗せ、霧を吹きかける。190℃に予熱したオーブンで35分程度焼く。
- 完全に冷めたら、上部をスライスしておく。シルパンで焼く場合、底生地がはがれないよう注意する。
カスタードクリーム
- 卵黄、グラニュー糖、バニラビーンズの種を白っぽくなるまで混ぜ、薄力粉を加えてさらに混ぜる。
- 沸騰したバニラさや入りの牛乳を2回に分けて加える。鍋底に牛乳の膜がついている場合は、一度洗っておく。
- 中火で加熱し、ぼこぼこと沸騰し、かさが減って艶が出たら炊き上がり。
- 混ぜやすいようにボウルにこしながら入れ、ラップをぴったりとつけて急冷する。
- しっかり冷えたら、ダマのないようにほぐしておく。
ディプロマットクリーム
- グラニュー糖と生クリームを氷水に当てて8分立てにする。30gは仕上げ用に分けておく。
- カスタードクリームに、2回に分けて生クリームを加え、さっくりと混ぜ合わせる。
オーブンから、焼きたてのシュー生地を慎重に取り出す。香ばしい香りがキッチンにふわっと広がり、思わず笑みがこぼれた。
シュークリームは手間がかかるけれど、その分、焼き上がりの瞬間の達成感は格別だ。
クッキーシューならではのサクサク感と、とろりとしたカスタードクリームの相性は抜群。家で作るクッキーシューには、温かみと特別感が詰まっている。
特別な誰かに、焼きたての美味しさを届けたい。
そんな気持ちで作るクッキーシューは、ただのお菓子以上に、心に残るひと品になるだろう。
◎当ブログについて お菓子が紡ぐ物語 (yuccco.com)
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